明けましておめでとうございます





クリスマスイブは友達のうちで過ごし、歌を歌ったり深夜ミサに行ったりした。
どうして人間というのはクリスマスにしろ正月にしろ
年末に親しい人と会ってワイワイ盛り上がったり
ミサに行ったり初詣に行ったりして、大いなるものの力を感じようとしたりするんだろう、と
なんだかしみじみ不思議に思った。

年越しはロンドンから日本人の友人が遊びに来たので
年越しそばを食べたりして和風に過ごした。
でも0時前には外に花火を見に行く。
年を越した瞬間に鳴り響いた教会の鐘の音は除夜の鐘を連想させた。
我が家の近くには教会が2つあるので、まるでステレオのように
両脇から異なる鐘の音ががらーんろーんと響いていて
ああ、まさにいま年を越しているのだなあという実感があった。

ドイツ人も日本人も、みんな厳しい冬の中で新しい季節の到来を信じて待っている。
そうして西暦の数字がひとつ増えるだけなのに
自分たちの命をその瞬間まで繋げられたに感謝して
繋がっていくことを信じてお祝いする。
そうやって考えるとなんだか人間というのはとっても愛しい存在じゃないか。

1日の朝は友人と二人でおせちを作り、WGに残っていた同居人たちにも分けてみる。
おせちはハードル高いかなあと思いつつ出してみたら
平気でぺろりと平らげる同居人ふたり。
一人は餅が膨らんで破裂する様子を見て「面白い食べ物ね!」と興奮していた。
まあ確かに、焼くと膨らむ食べ物なんて他にはないよね。


月曜日からはいよいよ人智学の病院での実習が始まる。
緊張する。
でも楽しむよ。



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