実習の記録

実習先になんとインターネットがなかったので、2ヶ月ぶりの更新になってしまった。

実習についての全てをここに記そうと思うととんでもない量になってしまうと思うのでまとめて少しだけ書く。
人智学のとある病院の芸術療法士のもとで2ヶ月間実習してきた。
実習先には何人も(たぶん合計で10人弱くらい?)芸術療法士がいるのだけれど
わたしの上司は児童青年精神科と心療内科向けにアートセラピーをしていて
いつも朝の9時から17時まで働いていた。
人智学芸術療法の独特な技法、例えばフォルメンとか粘土のメタモルフォーゼとかについても
少しは理解が深まったかなと思うけれど
本当に自由にやらせてもらっていたので
それほど人智学の枠に限定されたものをしている感覚はなかった。
ただ、精神科医の人たちとの報告会の時になど、人智学独特な表現があったり
そもそも芸術療法士がひとつの病院にたくさんいて
アートセラピーが治療法として重視されているという点も含めて
さすが人智学の病院だなあと感じることは多かった。

わたしの個人的な財産となった経験は
患者と自分のあいだに確かな絆を感じた瞬間とか
患者と作品自体ががたとえゆっくりでも確実に成長していく過程を見れたりしたこと。
それはこうやってまとめてしまうと、とても簡単なふうに聞こえてしまうかもしれないけど
わたしにとっては思い出すと心が温かくなる、とても生き生きとした記憶。
これからも私を勇気づけてくれる財産を手に入れたと思う。

この実習を体験できたこと
いい上司や同僚や患者さんたちに出会えたこと
そういうめぐり合わせの全てに感謝したい。

コメント

人気の投稿