3学期開始


マヨルカから戻ってきてからは怒涛のように忙しい日々を送っていて
家にこもってレポートを書いているか、展示のために作品を作っているか
実習のために働いているかのどれかだった。
ときどきマヨルカのあの暖かい、雄大な海を思い出して、あれは夢だったのかしら、なんて思ったりしていた。
そしてまた新学期が始まった。
あと一年どれくらいのものを吸収できるだろう。
精一杯勉強して楽しまなくては。

前回の日記に書いたブロジェクトの話だけど、ほんの少し希望の光が射してきた、かも。
というのもこのプロジェクトは精神病を持つ親の子供たちのためのものなのだけれど
その子供たち本人は精神病患者ではないので、今回のプロジェクトには保険は効かないだろうと私たちは踏んでいた。
でもこの保険が効かないっていうのが結構ネックで
ドイツ人は保険が効くのが当たり前と思っているので、保険が効かないものをわざわざお金を払ってまで受けようとしない。
でも昨日の授業で偶然、「病気予防のための処置」にも保険が効くということをならった。
たとえばストレス予防のヨガコースにも保険が効く場合があるらしい。
なので精神病患者の子供たちの自身の発病を予防するためのプロジェクトにもそれが当てはまる可能性は大いにある。
家に帰って上司にそのことをメールをしたら、今朝返事が来ていて
彼女は今日忙しくて時間がないので彼女の代わりにとある保険会社に問い合わせてみてほしい とのことだった。
保険会社のホームページにサービスセンターの電話番号があるから…と言われて
わたし的には電話での会話なんて苦手中の苦手なので、気が進まなかったけれども
ビビリながらも電話して、一応プロジェクトのコンセプトをその会社にE-mailで送りつけた。

はぁ、わたし、自分で言うのもなんだけど今回の実習は本当に頑張ってると思う…。
結果がどうなるかわからないけれど、こういう経験、人生の肥やしになるはず…。

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