生きてます
ずーーーっと長いこと更新してなかったけど元気でやっています。
写真は本文とは関係ないけど数日前にAltenahrというところに友達とハイキングしてきたので。
天気がいい日で気持ちよかった。
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ブログを書いていない間なにをしていたのかというと卒論を書いていた。
あと、夏には日本に帰ったりした。夏の日本は暑かったなあ...。
日本にいる時も卒論のために本を読んだりExposeeという卒論の概要みたいなものを
書いたりしていてそんなにのんびり出来たわけではなかった。
でもたまには気分転換に何もしない日を作ったり
本を読むときもテラスで日向ぼっこしたりして、なるべく根を詰めすぎないようにしていた。
にもかかわらず、卒論提出後、持病の具合が少し悪くなってしまったので
やっぱり結構なストレスを感じていたんだなあと思う。
わたしたちのクラスは負けず嫌いな、頑張り屋な子が多かったので
みんな、規定のページ数を超えるほどの卒論を書いていた。
80ページ本編、100ページ補足データとして図表やインタビューのデータとか...。
それに対してわたしは規定の量の文章を書くのがやっとこだったのでミニマムな卒論。
それでも最後に印刷されて、冊子になった自分の卒論を見たときは感動した。
ドイツ語始めてだいたい4年でマスターの卒論書くなんて、よくやったよ、自分。
点数はまだわかんないけどわたし的には提出できただけで大満足なのである。
卒論のプレゼンテーション直後はあまりの開放感で思わず「人生は素晴らしい!」と叫んでしまい、友人に笑われた。
卒論提出日、みんなのプレゼンテーションが終わったあと
クラスメイトの一人がパフォーマンスをしてくれた。
これがとっても美しくて、感動して泣いている子も何人かいた。
わたしたちの使っていたアトリエの前には草原が広がっている。
クラスメイトは彼女の亡くなった母親が結婚初夜に来ていた白いネグリジェ用のローブを着ている。
指には母親の指輪。
彼女は草原の真ん中に手で穴を掘る。穴の上に立った彼女は粘土で花瓶のような器を作る。
器を大事そうに抱えた彼女はひとりひとりにその器を手渡す。
その場にいた人たちは彼女の作った器を手にとって、観察して、自分の手で感じることができる。
全員が器に触れ終わったあと、彼女は自分の髪の毛の一部を引きちぎって器に入れる。
その器を穴の中にいれて埋める。
その上に観客が用意していた石や花束が置かれる。
白い美しいローブを来た彼女は天使のようで
その彼女が器を大事そうに手渡す、それを観客は慎重に受け取る
その光景はは本当に絵画のような美しさだった。
器の中の中身はそれぞれの想像で何にでもなりうるだろう。
目に見えない大事なものを受け取って、手放して、土に返す。
卒業と新しい始まりに相応しいパフォーマンスだった。
mio さん
返信削除はじめまして。突然のコメント失礼します。
現在ワーキングホリデーで、ドイツのKehlという町に滞在している
日本人のYumiと言います。(27歳・女性です。)
今年のはじめあたりにアートセラピーという療法、アートセラピストという職業を知り、興味を持ち、
それからネットで色々と検索しているうちにmioさんのブログを発見しました。
素敵な文章や写真だな、と思いその後拝見しています。
mioさんは、アーティストとしての活動は行っていないのでしょうか?
もし、ドイツのどこかでmioさんの作品を見られる機会があるようなら、
知りたいと思いコメントを送らせてもらいました。
お時間あるようでしたら、返信をよろしくお願いします。
Yumi
Yumiさん
削除はじめまして、コメントありがとうございます。
お返事遅れてしまってごめんなさい。
このブログはどちらかというと、ドイツでの生活の記録のため、
それから友達に近況報告をするために書いているので
アートセラピーに興味を持って読んでくださってる人がいたと聞いて嬉しく思っています。
わたしは日本の美大の絵画科を卒業しましたが、現在はアーティストとしては活動していないです。
いつかドイツで展示ができれば とは思っているのですが、まだ現実的に計画を立てたりはしていません。
Yumiさんもアートに携わっている方なのでしょうか?
mio さん
返信削除返信いただきありがとうございます。
了解しました。
>いつかドイツで展示ができれば とは思っているのですが、まだ現実的に計画を立てたりはしていません。
この先展示をされることになった際は、こちらのブログか何かで告知があるようでしたら楽しみにさせていただきます。
アートと人の心は、私の日常においてずっと重要なものでした。
なのでアートセラピーを知った時に、自然と興味を持ちました。
私はアートが好きですが、現在学校で学んだり、仕事等で常に携わったりはしていません。
(過去には、大学で美術史学(実技でなく美術作品の歴史)を専攻していました。
また、趣味で独学でイラストを描いています。)
何かの形でアートに携わり続けたいと思っていますが、模索中です。
引き続きブログ拝見させてもらいます。
勝手ながら応援しています。
Yumi