小さな古代ローマへ

ベルリンから帰ってきた後の週末に友人と一緒にXantenという街に遊びに行った。
この街は古代ローマ時代の遺跡が発掘されていることで有名のようで
わたしたちが遊びに行ったローマ考古学公園には
その当時の建物が復元されていたりした。

最近Ernst H. Gombrichという美術史家のEine kurze Weltgeschichte für junge Leser (若い読者のための世界史)という本を読んでいて
たまたま古代ローマの章を読み終えたばかりだったわたしは
なんだか社会科見学に来たような気持ちで、比較的真面目に見学した。

 
この夏にローマに遊びに行った友人に言わせると、ローマのコロッセウムよりうんと小さなXantenの円形劇場。
わたしは文明が発達していた古代ローマの人たちがどうして命を懸けた剣闘士たちの戦いを娯楽として楽しんでたのか理解できない…。
 

古代ローマの暖房の遺跡。改めて調べてみたらハイポコーストというそう。
炉であっためた空気を床下に送り込んで建物を温めてたらしい。
賢いなあ、古代ローマ人。


暖房があるくらいなのでお風呂にも入っていた古代ローマ人たち。
魚たちが描かれたファンシーな浴室の復元だった。


しかしトイレの復元はこれ。お風呂と暖房に注がれた古代ローマ人の情熱は何処へ…。

他にも古代ローマ人が遊んでいたゲームを体験出来るコーナーや
公園に併設する博物館もあって盛りだくさんの内容だった。
古代ローマ人の手仕事を体験するための靴づくり、骨細工、モザイクのワークショップもあって
軽い気持ちでモザイク作りに参加してみた友人とわたしは、その後寒い中二時間近くモザイクをする羽目になった。


でも出来上がった作品は結構気に入ってる。

帰りに市街のベジタリアンのカフェで注文した古代ローマケバブはどの辺が古代ローマなのかさっぱりだったけど
古代ローマでの生活に思いをはせた一日だった。

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