Wendepunkt

















朝起きて、雨降ってるなって思ってたら、雪になった。
今日は曇ってるしこのまま降り続けて積もるかもしれない。
雪の白さは全てをリセットするということに、実感を持って気付いたのはドイツに来てからだった。
だって、日本にいた時はそんなに頻繁に雪なんか見なかったし。
空も地面も真っ白な長い長い冬の後に色鮮やかな春がやってきて、植物たちが目を覚ます。

なんでこんなことをしんみり書いているのかというと
わたしの大好きな同居人が1人、わたしたちのWGを去るので
時間の流れというのを、人や自然や物事は常変化していくんだなというのを改めて感じているのだ。

わたしがこのWGにやってきた時は丁度転換期で
彼女を残す他の住人たちがみんな去ってしまう時だった。
残された彼女はこの家に住み続けるべく、第2期WGメンバーを探したわけだけれど
その当時本当にわずかにしかドイツ語を喋れなかったわたしを
彼女がここに受け入れてくれたことは、わたしにとっては奇跡的だった。

このWGはわたしにとっては、ドイツで初めて見つけた「家」だって思える空間。
それは彼女を含め、親切な同居人のおかげなんだ。
だから彼女が去ってしまうのはとても寂しいし、
もう一人、大好きな住人の女の子も9月にはここを去ってしまうということでなんだか切ない。

でも彼女たちも新しい土地で、それぞれ仕事や勉強に励むんだろう。
わたしもわたしで新しい人たちに出会っていく。
そして機会があれば、彼女たちが住むことになる南ドイツやフランスまで遊びに行こうと思う。

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