揺れる心

恋愛って、ほかの人はそうでもないのかもしれないけど
私の場合は精神的エネルギーが必要なので
とっても心が揺れてしまうので
わたしは恋をするたびに、あーわたしは恋愛に向いてないなって思ってしまう。
実習先の患者が躁鬱病なこともあって、躁鬱病についての本などを読んでると
なんだこれは、まるで恋をしてる時の自分じゃないかという気がしてくる。
だって、全然大したことじゃないのにパニックになったり、眠れなくなったりしちゃう。

わたしの見ている躁鬱病の患者さんは
前回のセッションで夫への怒りをテーマにしていたのにも関わらず
最終的にはとてもきれいなイルカを粘土で作った。
そのイルカは今にも水の中に飛び込みそうに躍動的で、口先と尾だけが床についていたので
わたしは制作の途中で、患者さんに小さな粘土を丸めて「支え」として与えた。
セッションが終わった後、わたしの上司が患者さんに
あなたはこの小さな支えだけで自分の気持ちを調和させて、整えたのね。
と言っていて、なるほどそのとおりだ、と思った。
彼女は感動してわたしたちを抱きしめて帰って行った。

こういう場面に遭遇すると、わたし自身も癒されるような気持ちになる。
そして知ることができる、人間はだれでもそういう力を持ってるって。
自分で自分を整える力、小さな支えがあればわたしたちは再び自分の中心が見つけられる。

ほんとうに患者さんから学ばせてもらってる。


わたしの中にもそういう力があるんだろうか。
そして、こうやって恋愛でナーバスになったりするなかからも得られるものがあるのかな。

あるんだろうな。

すべてのことがいつかつながって
これで良かったんだって
たどってきた道が正解だったって思えるようになったらいい。

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