本当に嬉しい贈り物ってなんだろう

クリスマスが終わりましたね~。

ドイツ人はいつもクリスマス前に本当に大慌てしている印象です。

家族みんなで穏やかな時間を過ごすために
クリスマスだ〜って、プレゼント用意しなきゃ〜ってアタフタ。

ドイツ人の友人が曰く、みんな、自分の子供時代の幸せなクリスマスの思い出があって、
その当時のようにクリスマスを過ごしたいのに、それは大人になった今では叶わないから、不満をかんじて喧嘩になるということ。
ついには「もうみんな、いい加減に穏やかになりなよ!」なんて言いながら喧嘩するんだそうです。

そういうドイツ人たちを変だなぁ、面白いなぁと観察しているつもりだったけれど、
自分もプレゼントをもらったり、あげたりする立場になってからは
そんな風に傍観者になっているばかりじゃいられないので
わたしもあたふたとプレゼントを用意しています。
 
でもふと我に返って、本当に嬉しいプレゼントってなんだろうって考えてみると
やっぱり「もの」じゃないんですよね。

素晴らしいプレゼントをくれた人たちには大きな声では言えないけど、
今年、わたし的に一番ジーンとしたプレゼントは

クリスマス前の最後のアートセラピーの時間のあとに
わたしの患者さんグループが共同で書いてくれたクリスマスカードとか
訪ねて行った友人の息子(5歳)が別れ際に不意にくれた熱いハグ。

友人の息子にわたしはべたぼれなので
彼が何をしていてもわたしは幸せな気分になれてしまうというのもあるんですが
友人の息子は会いに行くたびに、腕を大きくひろげてハグをしてくれます。
わたしと彼が頻繁に会えていたのは彼が2歳になるまでで
今は一年に数回しか会えていないんだけれど、それでも
やっと立てるようになって、ふらふらした足で初めてわたしをハグしてくれたときみたいに
彼はいつもハグしてくれます。
意識でしっかり思い出せなくても、彼は一緒に過ごした時間を忘れていないのかなと思って、毎回胸がじーんとします。

本当に、彼が元気でいてくれることがわたしにとっては一番のプレゼント。

結局のところはだれかが自分を思ってくれてる、自分が誰かを思っているって表現するためのプレゼントですものね。

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