枯れない花束

土曜日の午前中は家でぼんやり過ごす。
たぶん、前日の夜にプールに行って一時間以上泳ぎ続けたせいで
疲れていたのか、あまりたくさんのことをする気になれなかった。
12時頃に同居人の友人が来る。
同居人に小さなプレゼントと言って小さなドライフラワーの花束を持ってきた。
近所のビオショップで今日だけ買えるということだった。
同居人は不在だったのでその花束と置き手紙を置いて帰る。

その花束がとても綺麗だったので、
普段はドライフラワーとかに興味ないんだけど、わたしも自分に一つ買ってみる。
冬の間も決して枯れない花束。


夜はクラスメイトのコンサートに行く。
彼はアートセラピーのハードな授業の傍ら画家としての制作もちゃんとしてるし、
子供のときから習っているチェロを披露する機会も作るようにしていて
なんだか根っからのアーティストという感じ。表現しないとだめなタイプなんだろう。
でも、前に彼のアトリエに言った時に料理用の油で油絵を書いてたのは驚いたけど。
(ドイツの美大生のあいだではわりと普通のことらしい・・・。)

別のクラスメイトになんだか改めて
「みおはいっつもわたし達と一緒に色んなイベントに参加するよね、
 わたしそれ、すごいと思う。」と言われた。
わたし「へぇ、なんで? だって、わたしもドイツでの生活を楽しまなきゃ。」
友人「そうよね、みおはいつか日本に帰るかもしれないからね。でもそれでもすごいと思う。」

言葉が下手くそなわりにみんなとコミュニケーションを取ろうとするところを
評価してくれているということであろうが
しかし、だからと言って家に籠っていたって欝になるだけじゃないか~。
なんだか褒められたはずなのにもにゃっとした気持ちになった。まあ、いいけど。

コメント

人気の投稿